能代工(秋田)のオールコートマンツーマンディフェンスが、勝負を決めた。第2Q、市船橋に高い位置からプレッシャーをかけて球を奪い、レイアップシュートに結び付ける。

 先輩たちから受け継がれてきた伝統のバスケットが今年も発揮された。「どこからでも3点シュートが入り、ドライブのスピードがある。警戒していたチーム。わずかな差で勝てればと思っていたが、よくやってくれた」。今年4月に就任した栄田直宏コーチ(45)は、思いも寄らぬ快勝に選手を褒めていた。