前日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ監督が率いるイングランドが最終戦を待たず、開幕4連勝で5年ぶりの優勝を決めた。地元開催だった昨年のワールドカップ(W杯)で1次リーグ敗退に終わったラグビーの「母国」再建を託され、就任4カ月で新たな勲章を手にした。
堅固な防御とセットプレーの安定感を短期間で植え付け、56歳のオーストラリア人監督は「改革を恐れず、素晴らしい成果を成し遂げた。選手たちが個性を生かしたスタイルを貫いてくれた」と喜びを語った。
新主将にかみつきや頭突きなど過去の度重なる暴力行為を問題視されたフッカーのハートリーを指名し、新戦力も積極起用。W杯で南アフリカ戦の歴史的勝利など日本を3勝に導いた手腕で立て直した。
開幕戦でスコットランドに快勝し、第3戦で前回覇者アイルランドを振り切ると、12日はW杯1次リーグで逆転負けした宿敵ウェールズに25-21で雪辱。
北半球で唯一、W杯優勝経験のあるイングランドに初の外国人監督として迎えられ、19日のフランスとの最終戦に敵地で勝てば2003年以来のグランドスラム(全勝優勝)となる。
「われわれはまだ大きな仕事が残っている。満足感はない。欧州を完全制覇し、底力を証明したい」と次なる目標を掲げた。



