フィギュアスケートの浅田真央(25=中京大)が9日、勘違いのハプニングで会場の観客を笑顔にさせた。

 大阪市内で行われた「スターズ・オン・アイス」に10年バンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔さん(30)や、今季の世界選手権で5位になった宮原知子(18=関大)らと出演した。浅田が今季のフリーで愛用したオペラ「蝶々夫人」に、観客はスタンディングオベーション。ところが、最後の一礼を終えて会場が真っ暗になると、退場ゲートと反対側に向かってしまった。

 高橋さんらと出席した会見では「(後に演技した)大ちゃん(高橋さん)も間違えていたよね。暗くて分からなかった。すみません」と苦笑い。結果的に観客席際を半周して退場ゲートに戻る形となり、ファンにはたまらない時間になった。来季に向けては「みんな実力が高い。ドンッと休むのではなく、今日の状態をキープしながらレベルアップしたい」と意気込んだ。