五輪の重量挙げで1952年ヘルシンキ大会、56年メルボルン大会を制し、第2次世界大戦時には強制収容所を経験した日系人のトミー・コウノ氏が24日に米ハワイ州ホノルルで肝臓病の合併症のため死去したと25日、米国オリンピック委員会が発表した。85歳。

 64年の引退まで世界記録を26度出したという。引退後は76年のモントリオール五輪で米国チームを指導。国際殿堂入りも果たした。