8連覇を狙う帝京大(関東対抗戦1位)が大東大(関東リーグ戦3位)に勝利し、ベスト4へ順当に駒を進めた。

 前半5分に大東大に先制トライを奪われ、押され気味の展開だったが、同18分にSO松田力也がPGを決めると流れが一気に帝京大へ傾いた。同20分、35分にラインアウトからHO堀越康介が続けてトライを決めて逆転。8連覇に向けて取り組んでいるFW陣のセットプレーとディフェンスタックルも機能し、その後は帝京大ペースとなり計8トライを決めた。松田は「立ち上がりは良くなかったけど、結果的に厳しいラグビーが出来て良かった。連覇は先輩たちが積み上げてきた記録で、自分たちも続きたいです」と気合を入れた。

 来年1月2日の準決勝(秩父宮)は5大会ぶりのベスト4入りを決めた天理大(関西1位)と対戦する。天理大は速い展開ラグビーが特徴で、帝京大の亀井亮依主将は「留学生がキーマンになると思う」と警戒し、「いかに自分たちらしい試合展開にもっていけるかということがポイントになると思う」と話した。