神戸製鋼が地元で首位ヤマハ発動機に敗れ、優勝の可能性が消滅した。前半を無得点に封じ込まれ0-13で折り返し。後半にSO山中の個人技での突破から、最後は新人CTB林真太郎(23)が意地のトライを挙げたが、反撃は届かなかった。最終的には15-33の敗戦だった。

 残り3戦で全勝の首位ヤマハ発動機に勝ち点15差、2位のサントリーに同14差。24日にヤマハとサントリーの全勝対決があり、どちらかに勝ち点が積み重ねられるため、神鋼の優勝がなくなった。

 マッケイ・ヘッドコーチは「ブレイクダウンを制することができなかった。ヤマハは(密集に)人がいっぱいいた。(ボールを)確保できていれば、外にスペースがあったはず」と悔しそうに話した。

 フランカー橋本主将も「相手のやりたいようにやられてしまった。悪いところを次に修正したい」。

 残り3戦で4位。3位以内に与えられる日本選手権出場に気持ちを切り替えるしかない。