23日の1回戦で大会初勝利を飾った浜松開誠館が、4年連続20回目の出場となる就実(岡山)に逆転勝ちした。

 体格が大きい全国総体8強チームに対し、一時は10点差までリードを広げられる苦しい展開となったが、粘り強い守備から反撃を開始。第2クオーター(Q)終了時には同点に追いついた。第3Q序盤、鈴木侑(1年)の3点シュートで先行し、互角以上に競り合う展開に持ち込み、最後に振り切った。

 陽本麻優主将(3年)は「この試合に勝つためにやってきた。全員が強い気持ちを持って戦えた」と達成感いっぱいの表情。25日の湯沢翔北(秋田)との3回戦に勝てば、目標に掲げていた8強入り。三島正敬監督(41)は「1つ1つ階段をのぼっていきたい」と冷静だった。