平成(秋田)が新しい時代の一歩目を刻んだ。佐世保工(長崎)と第3クオーター以降、4点差以内のシーソーゲームが続く中、持ち味の走るバスケットで競り勝った。終盤、第4クオーターで81-83と劣勢の中、内藤達也(3年)が連続して2点シュートを決め、緊迫した試合を制した。

 今大会は、71年の第1回大会から46回連続出場していた能代工に代わって初出場。県立の新鋭校として、一躍注目を浴びていた。選抜優勝大会では1県1校制となった90年以降では秋田県勢で能代工以外の学校で初勝利。同一県から複数校が出場していた時代を含めても大曲工、秋田工、そして能代工に続く、秋田史上4校目の白星として「平成」の名前を刻んだ。

 新たな歴史のページを開き、三浦杏太主将(3年)は「とてもうれしいです」と喜んだ。