総体優勝の福岡第一(福岡)が激闘を制した。第4Qを終えて70-70。5分の延長戦でも77-77。さらに5分の再延長戦で競り勝った。

 「自分たちの方が練習しているから走れる」。延長突入前、重冨周希主将、友希(ともに3年)のツインズを中心に話し、チームは結束した。前日、古橋正義(1年)の父親が亡くなったとの訃報が入った。ウインドブレーカーの左腕に喪章を付けて臨んだ。「勝てて良かった」。井手口孝コーチ(53)はホッとした様子だった。