2大会ぶり6度目の優勝を狙う東福岡が御所実(奈良)とのAシード対決を逆転勝利で飾った。

 前半は、御所実が得意にするモールを押し込まれ失点するなど8-19と11点差を追う展開で折り返した。

 だが風上に立った後半。敵陣でのプレーを意識したキック多用や、モールにつながるペナルティーを犯さないことに集中し反則は0。息を吹き返して3トライ、1ゴールを決めて試合をひっくり返した。試合終了まで約4分、御所実の猛攻を浴びたが猛タックルで応戦。1点差で逃げきった。高校日本代表候補のロック箸本龍雅主将(3年)は「(準々決勝の)京都成章戦みたいに最後まであきらめず戦えたと思います」と胸を張った。