日本代表の攻撃の要が、チームを4季ぶりVに導く。トップリーグは明日14日に最終節を迎え、勝ち点65の首位サントリーは、神戸製鋼戦に勝てば優勝が決まる。12日には登録メンバーが発表され、左足を負傷していたFB松島幸太朗(23)が3試合ぶりに先発に復帰。約2時間のメニューを消化すると「けがはだいぶ良くなったし、気持ちも高ぶっている。やるべきことは分かっている」と静かに闘志を燃やした。

 チームは昨季9位と低迷も、今季は開幕から14連勝と躍進。昨年11月の欧州遠征でも活躍し、日本代表の主力に成長した23歳は「初めてタイトルが取れるところまで来た。決勝戦のつもりで戦う」と力を込めた。

 負ければ2位ヤマハ発動機(同62)に逆転で優勝を奪われる可能性もある。沢木監督は「神戸さんのどこにスペースがあり、どう攻めるかしっかり準備してきた」と手応えを口にした。