女子の高梨沙羅(20=クラレ)が、2季連続4度目のW杯個人総合優勝を決めた。

 1回目に97・5メートルで首位に立ち、2回目は94メートルにとどまって優勝した伊藤有希(土屋ホーム)に逆転を許したが、合計224・9点で2位に入り、2試合を残して確定した。4度目の総合優勝は、複合で3度頂点に立った荻原健司を抜いてスキーの日本勢単独最多。男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)が持つジャンプの歴代最多記録に並ぶW杯通算53勝目は、今日16日の第18戦以降に持ち越しとなった。