全国高校ラグビー大会で4度の優勝を誇る伏見工・京都工学院が18日、京都工学院(京都市伏見区)で行われた常翔学園(大阪)との招待試合に47-17で勝利した。16年春の学校統合で、現在は伏見工3年と京都工学院1、2年の合同チーム。17年春からは3学年全てが京都工学院となり、「伏見工」の名前は本年度限りとなっている。

 前半1分に先制トライを許したが、直後の同3分にはBKが相手防御ラインを突破して同点トライ。ゴールも決めて、逆転に成功した。相手ゴール前ではFWがフィジカルを生かして優位に立ち、19-12でハーフタイムへ。後半はさらに4トライを挙げて、圧倒した。

 5月28日の京都府総体決勝では、全国選抜大会準優勝の京都成章に0-41と完封負け。秋までにその差を埋めなければ、伏見工最後の花園は厳しくなる。松林拓監督は「今日のBKの攻撃は自信になると思う。今年のチームも能力は決して低いわけではない。この夏に向けて、一回りも、二回りも伸びしろがある」と分析。NO8亀川直哉主将(3年)も「伏見の良さはひたむきさと、ディフェンスの粘り。成章はいいディフェンスをするので、プレーの精度を上げていきたい」とレベルアップを見据えた。