2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は19日、マスコット審査会を開き、応募作品を約100点に絞り込む過程で「子ども向け審査員」を20~30人導入し、選考する方針を固めた。人選は子ども向けのコミック、ゲーム、おもちゃなどの分野に携わっている20~30代の若手が中心。

 各分野の審査員が3、4人で構成する班に分かれて、応募作品を選考する。大量の作品を8、9班で分担して審査することで時間短縮につなげ、「子ども目線の作品」「とがったデザイン」を取りこぼさないようにすることが目的。

 複数回の審査で約100点に絞った後は、現在17人で構成される審査会メンバーが最終候補を3、4点に絞る。その後、全国の小学1学級ごとによる投票が行われ、採用作品が決まる。

 また、審査風景をインターネット中継することも決まった。白紙撤回後のエンブレム選考でも透明性をアピールするために行われた。エンブレム時は3回の審査が放送され、各回述べ1万~3万5000件の視聴があった。

 次回のマスコット審査会は7月19日の予定。応募受付期間は8月1~14日の正午まで。