マリン・チリッチ(クロアチア)はサム・クエリー(米国)との激しい打ち合いを制し、初めて決勝に進出した。

 「精神面の強さが出たと思う」と、逆境を乗り越えた勝利に胸を張った。

 第1セットのタイブレークを4-1から落とし、第4セットも先に相手にブレークを許したが、しっかり巻き返した。サービスエースは25本を数えるなど強打もさえた。

 決勝では芝の王者、ロジャー・フェデラー(スイス)と対戦するが、気後れはない。「プレーは高いレベルで安定している。自信を持って臨むことが大切だと思う」と力を込めた。