男子プロバスケットボールBリーグ1部・レバンガ北海道が23日、札幌市内で新外国人選手合流後、初の公開練習を実施した。新加入のトラソリーニ(27)は206センチの高さだけでなく、速攻での走力、パスでの展開力と“3拍子”そろった特長をアピール。「これから仲間の特長を把握して、もっと良さを出していきたい」。初実戦となる26日、Bリーグ2部青森とのプレシーズンマッチから、徐々にチームに融合させていく。

 戦術練習ではチーム最長身211センチのミラーのシュートをブロック。瞬時に攻撃に転じ、ドリブルでシュートまで運んだ。マークを引きつけ味方の得点をアシストするなど視野の広さも披露。全体練習4日目も順応性が高く、水野宏太監督(35)は「よく走るし、試合のテンポを上げられる。パスもシュートもうまい」と期待を寄せた。

 合流後にミラー、松島と札幌市内でジンギスカンを食べた。昨季プレーしたフランス生活で羊肉にも慣れており「鉄板で焼くのも楽しいね」と生活面も楽しんでいる。カナダ出身で、米国、フランス、イタリアと渡り歩いた経験を生かし、初のチャンピオンシップ進出に導く。【永野高輔】