男子プロバスケットボールBリーグ1部のレバンガ北海道が30日、札幌市内で練習を公開した。明日9月1日開幕のアーリー杯1回戦で、リーグ初戦の相手・富山と直接対決する。新外国人ウィッティントン(24)は“開幕前哨戦”に向け「しっかりゲームを支配して、相手に嫌なイメージを植え付ける」と、圧倒して精神的脅威を与えることをテーマに掲げた。

 初実戦となった26、27日の青森とのプレシーズンマッチで2連勝に貢献。「チームのやり方も分かってきたし、日本のバスケットはテンポが速くて足を使う自分に合う。ファウルの感覚もつかめてきた」と手応えを口にした。チームメートに特長をアピール。ベテラン桜井は長い手足の使い方に驚き「リバウンドを拾われた後に、相手背後から手を回して奪い返していた。でも、まだ100%は出していないはず」と、未知の能力に期待した。

 23日の公開練習は頭痛と腹痛を訴え欠席したが、この日は全メニューを消化。スタッフと街を散歩したりラーメンを食べに出るなど、不慣れな英語圏外の生活にも積極的に飛び込んでいる。206センチのトラソリーニ同様、吸収意欲の高い有望助っ人を加え、開幕ダッシュを狙う。【永野高輔】