男子100キロ級で初出場のウルフ・アロン(東海大)が決勝でバルラム・リパルテリアニ(ジョージア)に延長の末に優勢勝ちし、今大会日本勢7個目の金メダルを獲得した。

 21歳のウルフは準々決勝でリオデジャネイロ五輪銀メダルのエルマル・ガシモフ(アゼルバイジャン)、準決勝はミカエル・コレル(オランダ)を破った。同五輪3位の羽賀龍之介(旭化成)は2回戦でカズベク・ザンキシエフ(ロシア)に一本負けし敗退した。

 女子78キロ超級で初出場の朝比奈沙羅(東海大)は決勝で前回覇者の于頌(中国)に延長の末、優勢負けし2位だった。

 男子100キロ超級ではリオ五輪銀メダルの原沢久喜(日本中央競馬会)が初戦の2回戦でステファン・ヘギ(オーストリア)に延長で敗れた。王子谷剛志(旭化成)も3回戦で敗退。テディ・リネール(フランス)が8連覇を達成した。

 大会は個人の男女計14階級が終了し、日本は半分で優勝しメダル12個を獲得。男女同時開催となった1987年大会以降で無差別級を除く7階級制覇は、2010年東京大会の金8個に次ぐ2位タイの多さだった。