フィギュアスケート女子で18年平昌五輪を目指す本田真凜(16=大阪・関大高)が10日、米国へ出発前の関西空港でシニア初戦への思いを語った。

 13日に米ソルトレークシティーで開幕するUSインターナショナルに向け「『何位に入りたい』とかは全然無いけれど、すごく楽しみ。楽しむ気持ちを大切にしたい。フリーを大切に滑りたい」と笑顔で意気込んだ。

 今大会は06年トリノ五輪で荒川静香が金メダルを獲得した名曲「トゥーランドット」を新フリーとして実戦初披露する。ショートプログラム(SP)は昨季のSP曲「スマイル」で臨み、大会後に米デトロイトへ。今季の新SPとしてタンゴで準備を進めてきたが、ピアノ曲に変更するため、その振り付けを終えてから帰国する。待ちわびたシニアデビューを前に「今の調子は良くも悪くもなく、普通。シニアで初めての試合なので『どんな世界なんだろう』と思っています」とワクワクした気持ちを隠さなかった。