ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がポールポジションを獲得した。マレーシアGPで通算5回目。

 直前のフリー走行3回目までは不調で5位に留まっていたハミルトンだが、ここで2台のマシン仕様を分けて比較を行ない、それを元にした予選に向けたセットアップ変更が上手く機能し速さを取り戻した。そしてポールポジションの最右翼と目されていたフェラーリのセバスチャン・フェテルがフリー走行3回目でパワーユニットトラブルに見舞われて2時間のブレイクの間に交換を強いられ、予選に間に合ったもののトラブルが完全に治っておらずタイムアタックをすることなく予選を終えたことで、ハミルトンには有利な展開となった。

 「正直言って、予選がどうなるかは全く予測ができなかった。セバスチャン(・フェテル)に起きたことは残念だけど、僕らはなんとかここまで挽回することができた。そのことは本当に嬉しく思っているよ。昨日も今日もレッドブルはロングランのペースがすごく速かったし、ターン1までの距離が長いだけに何が起こるか分からない。明日もタフなレースになると思う」。

 一方、明日の決勝は最後尾またはピットレーンからのスタートとなるフェテルは、パワーユニット交換という膨大な作業を行なった全スタッフ1人1人に感謝の言葉をかけ「今週末は良いレースができるはずだっただけに残念だけど、起きてしまったことはしかたがない。明日できるだけ良いレースをすることを考えるしかない。まずは1周目にできるだけポジションを上げることに集中するよ」と語った。

 マクラーレン・ホンダ勢は2台揃ってQ3に進む速さを見せ、Q3では改良型空力パーツを装着していないストフェル・バンドーンがトップから1.506秒差のタイムで7位に飛び込んで見せた。一方フェルナンド・アロンソは思うようにタイムが伸ばせず10位に留まった。(米家峰起通信員)