新潟アルビレックスBBはレバンガ北海道に81-84で逆転負けした。3点差の惜敗でリーグ3連敗。今季3勝4敗と黒星先行となった。第1クオーター(Q)は29-14と大量リードしたが、68-53で迎えた第4Qに失速。一気にゲームをひっくり返された。きょう22日も北海道と対戦する。

 ゲームの立ち上がりから新潟が突っ走った。第1Qは29-14のダブルスコアで引き離す。ベテランPG五十嵐圭(37)が、第1Qだけで3本の3点シュートを決定率100%の3本放り込む。インサイドはCダバンテ・ガードナー(26)が存在感を見せた。132キロ(203センチ)の体重で、ディフェンスを背にしながらゴール下に侵入した。第1Qは8分間のコートで10得点。通算31得点の大暴れだ。ところが、15点の貯金をあっという間に吐き出した。第4Qに逆転を許した。試合残り1分に北海道のPG伊藤大司(30)に3点シュートを許して81-82。最後の最後に挽回する力は、新潟に残っていなかった。

 庄司和広監督(43)は「選手が躍動していいスタートが切れた」とプラン通りの立ち上がりだったが、ミスからリズムを崩した。19ターンオーバーでボールを失い、失点した。68-53で迎えた第4Qも7ターンオーバー。PG五十嵐は「ターンオーバーから走られ、ターンオーバーから決められた」と言う。相手が敷いたゾーンDFにも手を焼き、ボールの動きを止められた。PG五十嵐は「気持ちを切り替え、アグレッシブにやりたい」ときょう22日の同カードで巻き返しを誓った。 【涌井幹雄】