自動車のF1シリーズ今季総合優勝のルイス・ハミルトン(英国)がジェット機を購入した際、タックスヘイブン(租税回避地)を利用して税金の支払いを免れていたと6日、英BBC放送が伝えた。国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が入手した「パラダイス文書」で明らかになった。

 BBCによると、ジェット機を架空のリース会社を経由してマン島(英領)に輸入し、2013年に330万ポンド(約5億円)の付加価値税(消費税に相当)の還付を受けた。ハミルトンにはリース業務目的のジェット機を私的に利用した疑いがあり、欧州連合(EU)の課税ルールに抵触する可能性があるという。ハミルトンの弁護士は「手続きは合法的で問題はない」と主張している。