アメリカンフットボールのトップリーグ、社会人の「Xリーグ」は明日11日からトーナメントに突入する。リーグ戦を6戦全勝の総合1位で突破し、2季ぶりに日本一奪還を目指すパナソニックを筆頭に、同2位の前年度王者・富士通、昨年の9位から3位に上がったノジマ相模原ら強豪が出そろった。決勝は12月18日の「ジャパンXボウル(JXB)」(東京ドーム)。優勝チームは来年1月3日の「ライスボウル(RB)」(同)で、学生王者と日本一を争う。

 エレコム神戸はワイルドカードから下克上を狙う。リーグ最終戦ではLIXILに0-14と完封負けしたが、第4節のIBM戦では延長タイブレークで10-13と惜しくも勝ちを譲るなど、上位チームと力の差はない。狩野HCは「自分たちの弱さを分かった上で、泥臭くやっていく」としながらも「勝たないと意味がない」と勝利にこだわる。柱は糟谷と木下のQB2枚看板。力を出せば大物食いも期待できる。