高校ラグビーの強豪、東福岡で主将を務めるNO・8福井翔大(3年)が16日、トップリーグのパナソニックと来年4月からのプロ契約を結んだ。福岡市内の同校で記者会見に臨んだ福井は「1日でも早く世界の舞台に出られるように頑張りたい」とプロの世界での活躍を誓った。

 高校卒業後、ほとんどの選手が大学に進んでプレーを続けるなか「飛び級」でトップリーグのチームに入団するのは異例。「自分が現役でいられる期間で、とにかくいけるところまでいきたいと思った」と大学に入らずトップレベルで活躍したいという、福井の願いが通じた。

 東福岡の藤田雄一郎監督(45)は「ほとんどの強豪大学から誘いがあった。高校ラグビー界の“清宮くん”かなと思う」と期待を寄せた。

 パナソニックの飯島均部長(53)も「福井くんの大きな志をサポートしたい。世代のリーダーになれる逸材だ」と将来性を高く評価している。

 福井は来月27日に東大阪市の花園ラグビー場で開幕する全国高校大会で最後の大舞台に臨む。