スノーボード女子の鬼塚雅(19=星野リゾート)が22日、羽田空港発の航空機でビッグエアW杯第2戦に参戦するため北京へ出発した。

 第1戦は技の難易度を落とし、予想外の予選敗退だった。今回は予選から逆スタンスで踏み切って2回転半する「キャブ900」を繰り出し、確実な決勝進出を目指す。決勝では平昌五輪でメダル獲得のカギを握る縦2回転、横3回転の「バックサイドダブルコーク1080」を実戦で試すプランを描く。

 鬼塚は「準備万端です。バックサイドダブルコーク1080を確実に決めて、経験値を上げたい」と力を込めた。今年4月に完成した大技を決めれば「あとで結果はついてくる」と笑顔で語った。平昌五輪ではビッグエアと15年世界選手権を制したスロープスタイルとのダブルメダルを狙う。