2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が、若者に人気があり同五輪で初採用となる「都市型スポーツ」の会場をお台場周辺の臨海部に集める計画について、国際オリンピック委員会(IOC)に提示する案をまとめたことが24日、分かった。バスケットボール3人制とスポーツクライミングは青海(あおみ)地区、スケートボードと自転車BMXのフリースタイル・パークは近隣の有明地区で実施する方向となった。

 IOCと調整し、12月のIOC理事会での承認を目指す。このエリアは音楽などエンターテインメント性の高い演出も駆使し、大会中に若者が集う空間とする構想で、東京大会の目玉の一つとなる。

 スケートボードは当初青海で行う計画だったが変更した。都関係者は「有明にスケートボードのレガシー(遺産)を残したい」としている。

 IOCは若者の五輪への関心を高めるために都市型スポーツを重視している。スポーツクライミングとスケートボードは開催都市が提案する追加種目として、バスケットボール3人制と自転車BMXのフリースタイル・パークは新種目として採用が決まった。