国際重量挙げ連盟(IWF)は25日に米アナハイムで開いた理事会で、反ドーピングへの取り組みが不十分な国に対して最長4年、国際大会への出場を禁じることなどを盛り込んだ組織改革案を承認した。違反のおそれが強いと判断した国では競技外検査の回数を増やす。

 IWFは9月、相次ぐドーピング違反対策として2008年北京、12年ロンドン両五輪の再検査で3件以上の違反を出したロシアや中国など9カ国に1年間の資格停止処分を科した。重量挙げは20年東京五輪の出場選手数を大幅に削減され、国際オリンピック委員会(IOC)から年内に改善策を示すよう求められている。