秋田ノーザンハピネッツはホームで茨城ロボッツ(中地区3位)を88-69で下し、通算16勝2敗で東地区1位をキープした。第2クオーター(Q)中盤まで競り合ったが、同6分半過ぎ、3点シュート3本などで一気に突き放した。

 天皇杯は6回戦敗退に終わった両チームだが、5回戦ではともにB1チームに競り勝った実力派同士のリーグ初対決。秋田が昨季B1の貫禄を示し、完勝した。第1Qこそ1点リードされたが、第2Qに逆転。小野寺翔太(22)と高畠佳介(27)が立て続けに3点シュートを決めて主導権を握った。守備でも十八番の全面コートの対人防御で、同6分半過ぎから同Q終了間際まで無失点に抑え、15点リードで前半を折り返した。第3Qも攻撃の手を緩めず、計28得点。最終Qも得点を重ね、今季最多得点(91得点)に迫る計88得点で勝利をものにした。

 今季最少得点(63得点)で敗れた前節の東京Z戦を含め、今季2敗はともにホーム。ホーム連敗を阻止したジョゼップ・クラロス・カナルスHC(48)は「選手は頑張った。だが前の3週間は天皇杯を含めて土曜日に勝って日曜日に負けている。明日はチームにとってチャレンジ」と今日3日の同カード2戦目に気持ちを切り替えた。【佐々木雄高】