SP2位の宇野昌磨(19=トヨタ自動車)は、フリー184・50点、合計286・01点で2位だった。地元でのGPファイナル初優勝とはならなかった。優勝はフリー183・19点、合計286・5点を出したネーサン・チェン(18=米国)。
- 男子フリー表彰式を終え記念撮影に納まる、左から宇野、チェン、コリヤダ(撮影・河野匠)
<成績>
順位 | 選手 | 合計 | SP | FS |
---|---|---|---|---|
1 | ネーサン・チェン | 286.51 | 103.32 | 183.19 |
2 | 宇野昌磨 | 286.01 | 101.51 | 184.50 |
3 | ミハイル・コリャダ | 282.00 | 99.22 | 182.78 |
4 | セルゲイ・ボロノフ | 266.59 | 87.77 | 178.82 |
5 | アダム・リッポン | 254.33 | 86.19 | 168.14 |
6 | ジェイソン・ブラウン | 253.81 | 89.02 | 164.79 |
アダム・リッポン
<演技構成>
4Lz/3F+3Lo/2A/FCSp/StSq/3A+2T+2Lo/3A/3F+3T/3S/3Lz/ChSq/FCCoSp/CCoSp
冒頭の4回転は転倒。中盤の3連続ジャンプや3回転のコンビネーションなど、大きなミスなく着氷した。
セルゲイ・ボロノフ
<演技構成>
4T+3T/3A/4T/FCSp/ChSq/3A+2T+2Lo/3Lz/3S+2T/3Lo/2A/StSq/CCoSp/CSSp
冒頭の4回転-3回転トーループは着氷。3つ目のジャンプでは着氷時にバランスを崩したが、その後の3連続ジャンプなどはうまく着氷し決めた。ステップもスピードにのって華麗に刻んだ。演技後は舌を出しおどけた表情を見せた。
ジェイソン・ブラウン
<演技構成>
2A/3A+3T/CCSp/3F/StSq/3A/FCCoSp/3Lz+2T/ChSq/3Lo/3Lz+1Lo+3S/2A/CCoSp
冒頭のダブルアクセルは高いジャンプから着氷。しかし次のジャンプでは転倒してしまう。その後は構成を変更してジャンプを行った。演技後は少し悔しそうな表情を見せた。
ネーサン・チェン
<演技構成>
4Lz+3T/4F/4S/CCSp/StSq/4Lz/4T+1Lo+3S/3A+2T/3A/3Lz/ChSq/FCCoSp/CCoSp
冒頭の4回転-3回転は高いジャンプから難なく着氷。続く4回転フリップは着氷時にバランスを崩すがこらえた。しかし4回転サルコーでは、うまく跳べず回転不足に。中盤での4回転ルッツでもバランス崩した。その後のジャンプでも精彩を欠き転倒した。演技後は、首を傾げ悔しそうな表情を見せた。
- 男子フリーの演技を披露するチェン(撮影・河野匠)
- 男子フリーのジャンプで失敗し転倒するチェン(撮影・河野匠)
ミハイル・コリャダ
<演技構成>
4Lz/4S/3A+3T/FSSp/StSq/4T/3A/3Lz+1Lo+3S/3Lo/3Lz+2T/CCoSp/ChSq/CCSp
冒頭の4回転で転倒。次の4回転挑戦もバランス崩し転倒。コンビネーションの予定も2つ目ジャンプいけず。演技構成を変更した4回転-3回転のコンビネーションはうまく着氷した。演技後は悔しそうな表情を見せた。
宇野昌磨
<演技構成>
4Lo/4S/3A/FCSp/FCCoSp/StSq/4F/4T+2T/4T/3A+1Lo+3F/3S+3T/ChSq/CCoSp
冒頭の4回転では転倒。次の4回転サルコーやダブルアクセルはうまく着氷した。しかしその後の後半のジャンプではバランスを崩し、両足で着氷するなど精細を欠いた。演技後は苦笑いを見せた。
- 男子フリーで表情豊かに演技する宇野(撮影・河野匠)
- 男子フリーの冒頭のジャンプで転倒する宇野(撮影・河野匠)
- 男子フリーでダイナミックな演技を披露する宇野(撮影・河野匠)
- 男子フリーで表情豊かに演技する宇野(撮影・河野匠)
- 男子フリーの演技を終え、悔しそうな表情を見せる宇野(撮影・河野匠)
<SP得点と滑走順>
アダム・リッポン(28=米国)86.19
セルゲイ・ボロノフ(30=ロシア)87.77
ジェイソン・ブラウン(22=米国)89.02
ネーサン・チェン(18=米国)103.32
ミハイル・コリャダ(22=ロシア)99.22
宇野昌磨(19=トヨタ自動車)101.51