男子床運動世界王者の白井健三(21=日体大)が、圧倒的な力を見せつけて同種目3連覇を決めた。白井は着地を次々と止めて、世界選手権優勝得点を上回る15・800をマーク。2位を1点差以上引き離して圧勝した。進化を続ける新エースは、今日10日の最終日で世界選手権優勝の跳馬とともに平行棒と鉄棒にも挑戦する。
白井が高難度の技を次々と決めて圧勝した。世界トップレベルの選手も出ていない「顔見せ」的な大会でも、その演技はすごみを感じさせる。「自分も含めて誰もびっくりしない優勝。やっぱり、という演技ができました」。口をついて出た言葉に、強さがあふれる。
安定感は、さらに増している。2年前の大会で「シライ3(伸身リ・ジョンソン)」を成功させた時はラインオーバーしたが、昨年から助走を1歩減らしてリスクを回避。「難しいことをしたのかな、と思わせたい」。世界選手権優勝の15・633を上回る高得点にも満足はない。
10日の最終日は世界一の跳馬とともに、鉄棒と平行棒もこなす。欠場者が出たためだが「準備は常にしているので問題ない」。強さを増した白井は、当たり前のように勝ち続ける。


