初出場の厚木東(神奈川)が、86-64で高岡第一(富山)を破った。

 主将のスモールフォワード佐野龍之介(3年)が、左足を捻挫しながらもテーピングをして奮戦。チームを鼓舞した。するとポイントガードの東野恒紀(3年)らが、シュートを重ねた。

 第1クオーター(Q)を23-19で入ると、第2Qに28-13として優位に試合を進めた。第3Qこそ16-22と反撃を許したが、第4Qは19-10と突き放した。

 佐野は「みんな笑ってプレーし、早い展開のバスケができた」とウインターカップ初勝利に痛みも忘れてニッコリ。東野は「初出場なのでチャレンジ精神で臨んだ。持ち味のスピードを意識してプレーした」と笑った。

 永田雅嗣郎コーチ(54)は「前半リードして、そのままいきたかったが、全国大会はそんなに甘くない。第3Qはちょっと守りに入ってしまった」と勝利を喜びつつも反省した。

 次戦は25日の川内(鹿児島)戦。東野は「相手は高校総体ベスト8なので、次もチャレンジする。今日はディフェンスのヘルプが遅く、ローテーションもできていなかったので、それがうまくいけば、勝利も見えてくる」と2勝目に照準を合わせた。