3年連続5回目の出場の日本航空(山梨)が、鳥取西に完勝。2回戦で待ち構えるインターハイチャンピオンの福岡大大濠(福岡)への挑戦権を手にした。

 すべての試合で3桁得点を挙げて県予選を突破した破壊力のあるオフェンスが全国の舞台でも爆発した。

 第1クオーター(Q)序盤、執拗(しつよう)なディフェンスで日本航空のインサイドワークを封じにかかる鳥取西に対し、古田哲平(2年)の連続ミドルシュート、ザン・ズージェイ(3年)の連続3ポイントシュートで、一気に突き放す。

 前半を52-30で折り返すと、第3Q以降は疲れの見えはじめた鳥取西を攻守で圧倒。1年時からウインターカップの舞台を経験する宮田大倭や、後藤涼輔などの3年生の主力選手がインサイド、アウトサイドからバランス良く追加点をあげ試合を決めた。

 次戦の相手は、インターハイ優勝校の福岡大大濠だ。

 「相手は初戦。同じ舞台で1試合を経験しているうちがスタートで相手の出ばなをくじくような展開になれば、チャンスがあると思う」と、西原哲大コーチ(32)は、手ごたえをつかんでいるようだ。