2018年2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪出場権を懸けたフィギュアスケートの全日本選手権は24日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、大会終了後に男子3選手、女子2選手が発表された。

 男子は宇野昌磨(20=トヨタ自動車)、田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)、羽生結弦(23=ANA)が選ばれた。

 女子は大会4連覇を飾った宮原知子(19=関大)が代表切符を手にしており、残り1枠を坂本花織(17=シスメックス)がつかんだ。最後まで枠を争った樋口新葉(16=東京・日本橋女学館高)は落選した。

 2014年ソチ大会金メダリストの羽生以外は、全員がオリンピック初出場となる。

 ケガで全日本選手権を欠場した羽生をのぞく各選手のコメントは次のとおり。

【男子】

 ▽宇野昌磨 今の気持ちはとても悔しくて「次は頑張る」と何度も言ってきたので、オリンピックでは「次はない」という気持ちで頑張りたいです。

 ▽田中刑事 小さい頃から夢にしていたオリンピックという舞台の切符をようやくつかめたので、あとは今まで滑ってきた先輩方のように心に残る演技を見せたいです。

【女子】

 ▽宮原知子 オリンピックはすごく今からワクワクしていて、どんな舞台なのか想像もできませんが、ここまでこれた感謝の気持ちをしっかり演技に出して、精いっぱい頑張りたいと思います。

 ▽坂本花織 昨年2月にユースオリンピックに出させていただいて、ケガもあった中で納得いく演技ができなかった。本当のオリンピックでリベンジしたい気持ちが増して、やっとこの舞台に出ることができます。緊張すると思うけど自分らしく勢いのいい演技ができればと思います。