帝京長岡(新潟)が4年連続の8強入りを決めた。北陸(福井)に79-70で逆転勝ちした。2回戦の豊浦(山口)戦に続き、2試合連続の逆転勝ちとなった。

 柴田勲監督(48)は「前半、ディフェンスが機能しなかった」と言った。前半だけで3ファウルなど、本来の動きができなかったスモールフォワード(SF)の五十嵐平主将(3年)は、悔しさでハーフタイムに涙を流したほどだった。

 ところが、汗とともに涙を出してスッキリすると、五十嵐は終盤に爆発。第4クオーター途中から2連続3点シュートを含む連続8得点。55-54の1点リードから、点差を広げる原動力になった。ポイントガード(PG)の祝(ほうり)俊成(3年)は「やっぱり、主将は持っている」と、五十嵐の活躍を手放しでたたえた。