大阪桐蔭(大阪)が、前大会覇者の桜花学園に79-54で完勝した。安城学園が待ち受ける決勝に進んだ。

 大阪桐蔭は序盤、センター竹原レイラ(3年)がパワフルなインサイドワークでリバウンドを奪うと、アップテンポな攻撃で開始わずか5分で点差を2桁に広げる。

 巻き返したい桜花学園は第2クオーター(Q)、藤本愛瑚(3年)が3Pシュートを沈めると、山本麻衣(3年)、伊森可琳(2年)も続き点差を3点差まで縮める。

 しかし大阪桐蔭もエース竹原の高い位置からのシュートなどで5連続得点。再び点差を2桁に戻した。

 後半以降、大阪桐蔭は桜花学園に一度もペースをつかませず、終わってみれば79-54の25点差の圧勝だった。王者を力でねじ伏せた大阪桐蔭がウインターカップ初の決勝進出を決めた。

 永井雅彦アシスタントコーチは試合後「序盤に仕掛けたゾーンがうまくはまり、相手の足を止めることができた」と勝因を分析。「桜花学園には個人の力ではかなわないので、チームて戦うことを意識しました。ここまで来たら、明日勝って優勝したいです」。竹原は、明日の決勝戦への意気込みを口にした。