現在開催中の高校ラグビーで前回準優勝の東海大仰星(大阪第2)は29日、初陣となる30日の熊本西戦に向け、大阪・枚方市内で最終調整した。京産大、早大など大学選手権に出場したOB約30人が集まり、2大会ぶり優勝を目指すメンバーと合同練習。大学のトップレベルのスピードを体感して、大会に備えた。

 就任5年目の湯浅大智監督は「関西リーグの得点王もいますし、大学のオールスターですね」と笑いつつ「初戦が1番大事なので、このレベルの速さに付いていく練習をしたかった。しっかり、いい準備ができました」と話した。

 最近4大会で3度決勝に進出し、優勝2回、準優勝1回。今大会も優勝候補に挙がっており、高校日本代表候補のCTB長田智希主将(3年)は「目標は日本一。やるしかないです」とキッパリ。元日本代表FWの河瀬泰治(元摂南大監督)を父に持ち、早大に進学予定のWTB河瀬諒介(3年)は「目の前の試合に集中して、最後は優勝したいです」と闘志満々だった。