全国高校ラグビーは今日30日、大阪・花園ラグビー場で2回戦16試合を行う。前回準優勝でBシード東海大仰星(大阪第2)は熊本西と対戦する。

 前回準Vの東海大仰星が「世界基準」の空中戦で2大会ぶり優勝を狙う。熊本西戦へ、29日は大阪・枚方市内で調整。湯浅監督が「世界に出られる存在」と期待するのは、196センチのロック河野だ。高校日本代表候補に選出された3年生で、花園デビューを果たす超大型ロックは「キックオフのボール奪取と、ラインアウトが僕の武器です」と気合を入れた。

 今大会で190センチ以上は10選手おり、既に敗退した和歌山工のプロップ西前と並ぶ最長身だ。だが、河野は「牛乳は嫌い」と言い「ラグビー以外は不便なことが多い。電車に乗る時は、しゃがまないと頭をぶつけてしまう」。同校は2大会連続で決勝進出し、今季も高校日本代表候補をFWに3人、BKに4人擁する。CTB長田主将は「FWとBKが一体となって、日本一を目指したい」と言い切った。【益子浩一】