Aシードの桐蔭学園(神奈川)が40-7で尾道(広島)を下して8強入りを決めた。前半2分、尾道に先制を許すも、その後は寄せ付けない強さで突き放した。抽選の結果、3日は桐蔭学園-京都成章のAシード対決など準々決勝4試合を行う。

 昨年4強で初の単独優勝を狙う桐蔭学園は2日、神戸市内でフィールドを広く使いながらラインアウトやパス連係を確認した。準々決勝の相手、京都成章は昨年4月の全国選抜決勝の相手。主将の原田衛(3年)らをけがで欠く中、42-12で下し初優勝を飾った。プロップ山本耕生(3年)は「相手はセットアップやスクラムを起点に動いてくる。その対応もしっかり確認できた」と胸を張った。相手フロントローは120キロのプロップ藤田など重量級だけに、「自分の(スクラムの)踏ん張りで楽に行けるかが決まるので、そこを課題に戦いに臨む」と力を込めた。