初の単独優勝を狙う桐蔭学園(神奈川)は京都成章(京都)とのAシード対決を制し、4強入りを決めた。前半は一進一退の展開となり、14-14で折り返す。後半は体力で上回った桐蔭学園が着実に点を積み重ね、1トライも許さなかった。

 高校日本代表候補のプロップ細木康太郎(3年)が今大会初出場となる先発入りし、ためていたエネルギーを爆発させた。序盤から積極的にトライを決め、合計3トライ。「僕にとっての花園初戦。ミスなく確実にやろうと思った。トライも取れたし、決定力はあるかなと思った」と口元を緩ませた。

 藤原秀之監督(49)も「ちょっと爆発しましたね」と細木を評価。準決勝の相手は、準々決勝のすべての試合が終了したのちに抽せんで決まる。