大阪桐蔭(大阪第1)が国学院久我山(東京第2)に完勝し、4大会ぶり2度目の4強進出を果たした。開始直後の前半1分にターンオーバーから最後はWTB美登路渡(みとろ・わたる、3年)が先制トライ。持ち前の「個の強さ」でボールを保持し、体を張った消耗戦を制した。

 綾部正史監督(42)も「相手の特徴を出させず、マイボールを継続できた。上出来だと思う」と試合内容に納得。5日の準決勝は抽選の結果、4大会前の準決勝で0-43と完敗した桐蔭学園(神奈川)に決まった。「めちゃくちゃ強いでしょう。(準々決勝で)西のAシード(京都成章)を倒してきたんですから。4年前は自分たちのラグビーができなかった。映像も何も見てないので対策はこれから」とリベンジへの策を練る。