Bシードの東海大仰星(大阪第2)がAシードで2連覇を目指した東福岡を振り切った。前回決勝で敗れたリベンジを果たし、湯浅大智監督(36)は「最後の笛が鳴るまでやり切ってくれたことがうれしい。選手たちを誇りに思います」と教え子をねぎらった。

 前半13分、SO三村真優(3年)が自陣22メートルライン付近で相手ボールをインターセプトし、先制トライ。同21分には相手陣30メートル左ラインアウトからモールを最後まで押し切り、14-0で折り返した。

 後半2分にはフランカー魚谷勇波(3年)のトライで21点差。だが、東福岡の2連続トライで同13分には7点差に迫られた。自陣での防御が続く、苦しい展開の中で迎えたノーサイド。三村は「本当にうれしい。(前回準優勝だが)今年のチームで勝つことを意識したい」と大阪桐蔭との決勝に気持ちを高ぶらせた。