ラグビーの日本選手権を兼ねたトップリーグ(TL)決勝が今日13日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、今季14戦全勝のパナソニックと昨季王者サントリーが激突する。

 2季ぶりの王座奪還に挑むパナソニックは12日、群馬・太田市で最終調整した。FBで先発する藤田慶和(24)は「一番好きな15番を背負って1年間積み上げてきたことを表現したい。あとはやるだけ」と意気込んだ。花園3連覇、史上最年少(18歳7カ月)で日本代表入りなど輝かしいラグビー人生を歩んできた。昨春に左肩を手術して苦悩の日々が続いたが、トレーニング方法や考え方を変えて調子を上げた。パナソニック伝統の強固な防御と、藤田含むWTB福岡、山田の“高速バックスリー”の機能が勝負の分かれ目となる。「攻守とも我慢強く戦って、最後は笑いたい」と藤田はさわやかな表情で優勝を誓った。