平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)でメダル量産が期待されるスピードスケート日本代表が19日、本番で着用するレーシングスーツを長野市エムウエーブで開催された壮行の記録会で披露した。「栄光への光」をテーマにデザインされ、空気抵抗を抑える多くの工夫が施されている。

 開発したミズノによると、上半身の体幹部分は光が差し込むイメージから白、フードや手足はかすみをモチーフにした和風の柄を取り入れた黒を基調とした。背中と、腰から太ももにかけた側面には金色で「JAPAN」と記されている。

 メダルなしに終わった前回ソチ五輪後から、選手やコーチと意見を交わしながら開発。疲労がたまっても前傾姿勢で滑りやすいよう、張りの強い素材を使って体幹部の安定性を高め、腕や脚に設けた凹凸により空気の流れを後方にそらすなどの機能が特徴だという。