男子シングルス決勝で第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第6シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を6-2、6-7、6-3、3-6、6-1で下して2連覇し、4大大会で自身が持つ男子の最多優勝記録を更新する20個目のタイトルを手にした。

 36歳のフェデラーは全豪ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)ロイ・エマーソン(オーストラリア)に並ぶ男子最多6度目の制覇となり、優勝賞金400万豪ドル(約3億5000万円)を獲得した。29歳のチリッチは4大大会で2014年全米オープン以来2度目の頂点に届かなかった。

 混合ダブルスはガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)マテ・パビッチ(クロアチア)組が初制覇。パビッチは男子ダブルスと2冠を達成した。

 ◆ロジャー・フェデラーの話 本当に幸せだ。きょうは決勝をずっと待っていて、一日が長く感じられた。勝てて信じられない。優勝できて夢がかなったし、まだおとぎ話は続いていく。

 ◆マリン・チリッチの話 フェデラーが素晴らしかった。全豪で初めて決勝に来られて、私にとっても素晴らしい2週間の戦いだった。これから何度も決勝に来られるようになり、いつか優勝したい。