元世界ランク4位で現在は同27位の錦織圭(28=日清食品)が、復帰第4戦となる準々決勝でラッキールーザーの同295位ドミニク・コプファー(23=ドイツ)を7-6、6-3のストレートで下し、4強進出を決めた。

 第1セットは第3ゲームを先にブレークしたが、続く第4ゲームをミスからブレークバックされた。その後は互いにキープしてタイブレークにもつれ込んだが、底力を発揮して7-3で制した。第2セットはその勢いのまま強烈なフォアを決めるなどで4ゲーム連取したが、第5ゲームから5本目のダブルフォールトなどのミスで3ゲームを連続で奪われた。しかし、第8ゲームをブレークして再びリードを奪い、第9ゲームもラリーに競り勝ってキープし連取した。

 準決勝では同234位のジャン・ジェイソン(28=台湾)と対戦する。

 錦織は1回戦では、復帰戦となった先週のニューポートビーチの初戦で対戦し敗れた同214位のデニス・ノビコフ(24=米国)に6-3、6-3のストレート勝ちで雪辱を果たし、2回戦では同162位のマティアス・バヒンガー(30=ドイツ)に4-6、6-4、6-4で逆転勝ちして8強入りを決めていた。