卓球の全日本選手権を史上最年少で優勝した張本智和(14=エリートアカデミー)が3日、地元・仙台市内のホテルで行われた優勝祝賀会に出席した。3日間の帰郷となったが「優勝できたのもたくさんの方々のおかげ。今年は金メダルをたくさん取って、東京オリンピック(五輪)でも金メダルを取りたい」と、113人の出席者にさらなる飛躍を誓った。コーチの父宇さんと母凌さん、妹美和さん、関係者が一堂に集まり、幼少時の話題も上がった。

 小学校時代は、卓球のみならず勉強でも日本一に輝いた。張本が小1から入会しており、今月からCMのイメージキャラクターも務める「学研教室」の運営会社・学研エデュケーショナルの土屋徹社長がスピーチで「全国テストで何度も満点を取り、算数、国語の2教科で4回、全国1位を取っています」と証言し、出席者からは感嘆の声が上がった。幼いころ、張本家が息子に課した指針「1に健康、2に勉強、3に卓球」という教えを見事に果たし立派に育った息子へ、母凌さんも「親も後ろで応援します。目標へ向かって頑張って欲しい」とエールを送った。