16年リオデジャネイロ五輪レスリング女子63キロ級金メダルの川井梨紗子(23=ジャパンビバレッジ)が高木姉妹を刺激に、史上最多のW杯4連覇を目指す。

 日本レスリング協会は13日、都内でW杯高崎大会(3月17、18日、高崎アリーナ)の開催を発表。団体戦で、中国、米国など8カ国が参加する。

 前夜の興奮が冷めやらない。12日夜、スピードスケート女子1500メートルで同年齢の高木美帆が銀メダルを獲得。もともとナショナルトレセンなどで会話をしたことがあり、姉妹で同じ競技をしていることで親近感があった。「高木さんは姉妹でライバルとして、勝負にこだわっている。私もそのくらいにならないといけない」と話した。

 大会は計10階級。川井は62キロ級代表。妹で、昨年世界選手権代表の妹友香子(20=至学館大)は59キロ級代表。川井は「4連覇で、東京五輪につなげたい。責任感を持って戦う」と力を込めた。