日本バスケットボール協会は18日、都内で臨時評議員会を開催し、国際バスケットボール連盟のパトリック・バウマン事務総長(50)がオブザーバーとして出席した。

 日本バスケットボール協会の三屋裕子会長(59)の2期目となる20年6月までの続投も内定し、バウマン事務総長は「日本協会が良い形で変わってきている。日本協会の動きに満足している」と評価した。

 日本は13年2月、FIBAからトップリーグの一元化、ガバナンスの改善がなければ国際大会出場資格停止処分、東京五輪開催国枠の適用を見送ると勧告された。しかし、改善されず14年11月に制裁が執行。以降、川淵三郎前日本協会会長を中心に、協会のガバナンス強化、新リーグ新設に向け取り組み、15年8月に制裁は解除され、16年9月にBリーグが新設された。

 東京五輪で開催国枠を適用するためには代表の強化も必須とされている。東京五輪予選も兼ねた19年W杯出場を懸けたアジア1次予選で、日本は現在4連敗中。バウマン事務総長は6月のFIBA中央理事会で開催国枠を与えるための条件を協議すると言い、「(W杯アジア1次予選の)次の2試合の状況も見極めたい。FIBAは日本に対して意地悪やじゃまをするために動いているのではなく、サポートをしている」と説明。最終判断は19年12月の中央理事会で下される見通しとなっている。「女子はアジアのトップを走っているので、男子もその実力があると信じている」と言葉に力を込めて話した。