世界ランク43位の杉田祐一(29=三菱電機)は同44位のロビン・ハーセ(30=オランダ)に4-6、6-3、4-6で敗れ、初戦敗退した。

 杉田は第2セットを奪って追いついたが、最終セットで第1サーブの確率が落ち、ストロークでもミスが目立って失速。「最後に上げられなかったのが敗因。(大会が続いて)エネルギーが落ちているのを感じる」と落胆した。

 昨季に世界ランキングを上げた杉田はツアーで格の高い大会に出場できるようになったが、BNPパリバ・オープンと今大会はともに初戦敗退。4月からのクレーコートのシーズンに向け、日本で立て直す予定で「芝のシーズンに入るまでにランキングを落とすようなら本当に落ちるだけ。覚悟を持って準備をしたい」と気を引き締めた。