前年初優勝の大阪が75-49で埼玉を下し、準決勝に進んだ。前々回の覇者埼玉は2年連続準々決勝で、大阪の前に涙をのんだ。

 昨年、1年生ながら初優勝メンバーに名を連ねたスモールフォワード辻畑有咲(ありさ、大阪薫英女学院中2年)が、この日は第1日のデキの悪さを忘れさせる快調な動きを見せた。市川藤乃コーチも「調子よくなってきた」と喜んだ。

 その辻畑を上回る活躍を見せたのが、150センチのポイントガード瀧野彩春(いろは、高石市立取石中2年)。3点シュートを決めたかと思えば、ドライブでゴール下に切り込み、得点を奪った。

 「どこからでも得点が取れることを意識してやってきた」と市川コーチは、選手たちのポテンシャルの高さを強調した。「”メインコートで(試合を)やろう”と話してきたので、明日は全力で臨む」と準決勝突破、さらには、その先にある連覇をにらんでいた。